おいしいご飯屋さん記事、隔週で更新中!!

大豆を育てて地域をつなぐ「根っこでつながる大豆プロジェクト」Part1

 大豆を育てることで、地域のつながりを生み出す——。そんな取り組みが足立区で行われている。「みんなでつくって、みんなで食べる」をテーマに活動する「まんまのおかって」が取り組む、「根っこでつながる大豆プロジェクト」だ。

 「まんまのおかって」は、食を通じて人と人、地域、自然をつなぐことを目指して活動している団体である。地域の人が一緒に料理を作り、食卓を囲む共同調理や食事会のほか、田んぼでの農作業など、食と暮らしにかかわる様々な活動を行っている。「根っこでつながる大豆プロジェクト」も、こうした活動の一つとして、食べ物を自分たちで育てる体験を通して地域のつながりを作ることを目指している。

 今回、縁のある自衛隊の方から「このような活動をしている方がいるので、取材してみてはどうか」と紹介していただいたことをきっかけに、プロジェクトを運営する方を交えてお話を伺い、新聞委員会で取材させていただくことになった。今後、大豆の成長に合わせて、その様子や活動の広がりを紹介していく。

 第1回となる今回は、プロジェクトの概要と、自衛隊東京地方協力本部城東地区隊 足立地域事務所「アダチBASE」で行われた種まき、そして芽が出るまでの様子を紹介する。

プロジェクトの概要

 「根っこでつながる大豆プロジェクト」とは、大豆の種を地域の家庭や施設、学校などに配り、それぞれの場所で育てる取り組みである。年齢や立場が異なる人々が、同じ種を育てるという共通の体験を通して、地域のつながりを生み出すことを目的としている。

 大豆は、枝豆や味噌、豆腐、醤油など、私たちの身近な食べ物に使われている。自分で種をまき、育て、収穫することで、普段食べているものがどのように生まれるのかを知るきっかけにもなる。また、収穫した大豆から種を採り、翌年の栽培に使うことで、活動そのものを地域の中で循環させていくことも目指している。

 2026年で3年目となるこのプロジェクトは、同年に足立区環境政策課の基金にも採択され、区の事業として活動の幅を広げている。中学校や保育園、社会福祉協議会、地域包括支援センターなど、さまざまな場所で大豆が育てられている。

成長記録その1 種まき

 今回、種まきが行われたのは、自衛隊足立事務所「アダチBASE」にある花壇だ。地域の保全活動に取り組む自衛隊員の方が種まきを行った。

▲今回種まきに挑戦する隊員

 はじめに、指の第2関節ほどの深さになるよう、指先で土に小さな穴を空ける。その際、穴と穴の間隔は約15cmになるようにする。

▲指先で土に小さな穴を空ける様子

 次に、1つの穴につき2粒ずつ大豆の種を入れる。

▲空けた穴に大豆を入れる様子

 種を植えた後は軽く土をかぶせ、水を与えた。

▲土をかぶせる様子

成長記録その2 発芽

 種まきしてから5日後、土の中から小さな芽が顔を出した。植えた種のいくつかから芽が出ており、順調に成長している様子がうかがえた。

▲発芽した大豆

 今後は、アダチBASEの自衛隊員の方々が水やりを行いながら、大豆の成長を見守ってくださる。私たちもその様子に合わせて取材を続けていく。9月ごろには枝豆の収穫を行う予定で、その後は大豆になるまで育て、収穫した種を翌年へとつないでいく。

 小さな種から始まった大豆づくりが、これからどのように成長していくのか。今後もその様子を追っていきたい。

関連webサイト・SNS

「まんまのおかって」公式Instagram:https://www.instagram.com/mammanookatte

「根っこでつながる大豆プロジェクト」公式Instagram:https://www.instagram.com/nekko.daizu

足立地域事務所「アダチBASE」HP:https://adachi-base.com/adachibase/