我らが電大のダンス部の実態はこうだ!
東京電機大学には意欲的に活動を行っている、活気のあるダンス部がある。11月の3日、4日に行われる旭祭に向けて、ダンス部は猛練習していた!
ダンス部は多くの部員が所属している。1年生50人、2年生30人、3年生15人。男女比は6対4。そのうち経験者は1割未満でほとんどがダンス経験のない初心者である。故に気軽に入部することができる。部員は、後に紹介する7つのグループにそれぞれ本人の希望通りに配属されている。普段の活動頻度は週に一回全体練習があるが、最近は旭祭に向け、猛練習中のようだ。
電大ダンス部の放つ、様々なダンスに魅せられる
電大ダンス部は、多様な種類のジャンルを踊っている。ポップ、ヒップホップ、ブレイク、ロック(Lock)、ガールズ、シカゴフットワークの6つ。さらにヒップホップはミドルスクールヒップホップとニュースクールヒップホップの2つに派生し、合計7種類ある。これらがグループごとの名前でありメンバーがそれぞれで踊るダンスのジャンルである。これらのうち、今回の取材ではポップ、ミドルスクールヒップホップ、ニュースクールヒップホップ、ブレイクのグループのリーダーである、「ジャンルリーダー」に話を伺った。
▲旭祭に向け練習中のダンス部
ポップ
ポップは、「ヒット」という身体の筋肉を弾くような動きがあるダンス。これは他のダンスには見られないポップの特徴である。ポップにも種類があり、その中に「アニメーション」というダンスがあり、「ウェーブ」や「ロボットダンス」がそれに含まれる。ジャンルリーダーは、旭祭ではこのヒットを意識してダンスを見て欲しいとのこと。また意気込みとして、ポップでしか表現できない人間離れした動きでお客を楽しませたい。そしてポップは他ダンスと比べマイナーなので、今回のパフォーマンスでポップのカッコよさを知っていただきたいと語った。
ミドルスクールヒップホップ
このダンスは自由度の高く、自身の思い描く“カッコいい“を表現することができる。メンバーがパフォーマンスをするときに意識していることは、あえて大学生っぽくない大人な雰囲気の踊りや、強く重いビートをとっていることである。人数が多いことを活かし旭祭でも迫力のあるダンスを構成している。振付のテーマは、1年生が多くフレッシュ感が残る中、大人のようなビターなショーの演出である。3年生にとっては最後のイベントになるので、過去最高の作品にしたいとジャンルリーダーも気合が入っていた。
ブレイク
アクロバティックな動きが特徴的なブレイクは、最も有名なジャンルの1つである。他ダンスとの大きな違いは、床を使って自由自在に動く「フロア」というムーブメントである。その中で頭や背中で回る「パワームーブ」やピタッと止まる「フリーズ」などの動きがある。練習は週一で行っているが、旭祭に向け自主練の日を追加で週一回設けている。振付のテーマは、「ダークにバチバチにブレイクをかます」である。曲調は暗めだが、音に合わせてフリーズ、パワームーブを取り入れて、ザ・ブレイクダンスを表現している。ブレイクは目立つ動きが多いので、一番驚くようなグループになれるよう、旭祭に向けて日々練習している。ジャンルリーダーも「必ず盛り上げるから期待して待っていろよ!!」と気合が入っている。
ニュースクールヒップホップ
ニュースクールはミドルスクールと比べノリが軽く、重心が軽い。流行に敏感で最新の曲を使ってパフォーマンスする。まさに新しい時代のヒップホップと言える。コミカルなキレのあるダンスが魅力的で、パフォーマンス中、リーダーが独特な登場をするのが一番の見どころである。ニュースクールはとにかく“楽しむ”ことを第一に考えて披露したいとジャンルリーダーは語っていた。
その他のダンスグループ
今回は残念ながらジャンルリーダーからは話を伺うことができなかったグループを少しだけ紹介する。
- ロック(Lock)
激しい動きから一転して、鍵をロック(Lock)するように静止するダンス - ガールズ
女性らしさを表現したダンス。セクシー要素・キュート要素を含んでいる。 - シカゴフットワーク
足さばきに特化したダンス。ダンス界では、「世界最速のダンス」と言われている世界最速のストリートダンスジャンルである。日本ではマイナーなジャンルだが、部長も絶賛する注目のダンスである。
我らが電大ダンス部は今年も旭祭に挑む!
今年のダンス部は全てのグループが出演し、旭祭でパフォーマンスを披露する。見どころとして、去年は野外ステージしか公演しなかったが、今年は屋内ステージの公演が加わる。屋内ステージでは照明などを使った、野外ではできないような公演が予定されている。公演は本祭期間の二日間とも行い、午前は野外ステージ、午後は屋内ステージとなっている。 9月30日にダンス部は学外のクラブイベントに出演した。夏休みの間、そのイベントに向けて練習していた。旭祭で行うパフォーマンスはその時の再演となる。一部のグループはそのイベントでの演出に追加要素を加えたパフォーマンスを披露する予定である。