令和7年5月18日。東京電機大学埼玉鳩山キャンパスにて、第44回東京電機大学合同体育祭が開催された。鳩山チームは黄色の鉢巻きを、千住チームは緑の鉢巻きを身につけ、2つのキャンパスに通う学生が各5つの競技で競い合いった。
開会式
開会式では、理事長と学長からの挨拶、優勝杯の返還、競技上の注意、準備体操が行われた。準備体操では、いわゆる普通のラジオ体操ではなく一風変わった動きを伴う体操を行った。体操後には、「(体が)やわらくなった、軽くなった」という驚きの声が会場各所で上がっていた。

▲射場本忠彦学長によるご挨拶
大玉転がし
この体育祭で最初の競技は大玉転がしであった。昨年は2列に並んだ参加者の間に大玉を配置し、前に押しだし流していく方式だったが、今年は2列に並んだ参加者の頭上で大玉を転がす方式であった。千住チームは白の大玉を、鳩山チームは赤の大玉を使い競い合った。最初こそいい勝負をしていたが、途中からは鳩山チームがスピードを増していった。結果は大幅な差をつけ、鳩山チームの勝利となった。

▲大玉転がしで苦戦する千住の学生達
100m走
体育祭の第2種目は100m走だ。5~10名程度の参加者が同時に競い合う方式で行っていた。この競技はチームとしての点数は入らないが、走力が互角でゴールまで順位が分からない展開も多く、非常に盛り上がった。また、上位入賞者には景品があり、参加者のやる気をさらに引き上げていた。

▲両キャンパスの生徒が健闘した100m走
ロングラン
体育祭の第3種目はロングランだ。参加者全員で一斉にスタートし、鳩山キャンパスの周辺を約3.5kmを走る競技であった。鳩山キャンパスはちょっとした山の上にあり、起伏の激しい地形をしている。この山坂の多い地形は体力を削り、多くの参加者を苦しめた。この競技も100m走同様に上位入賞者には景品があり、この種目も大きな盛り上がりを見せた。

▲ゴールを迎えた鳩山の学生
エキシビジョン
3つの競技が終わり、お昼ご飯として弁当が配布された。その時間に、エキシビションとして鳩山キャンパスのチア・ダンスサークル「BumpY」が演目を披露してくれた。音楽に合わせての踊りは軽快で見ていてとても楽しかった。

▲休憩中の学生達をさらに癒やしてくれたBumpYの皆さん
玉入れ
昼食も済み、体力を回復させたところで第4種目の玉入れだ。各チームが籠に玉を投げ入れ、時間内に多くの玉をかごに入れた方の勝ちとなる。競技中はかごの周囲に玉が飛び交い、両チームの熱量を感じられた。競技後、玉の数を1つずつ数えていく瞬間は、独特の緊張感が感じられた。相手の玉を数える声が止み、勝利が分かった瞬間には、どっと大きな歓声が上がった。結果は千住チームが勝利し、残るは最終競技のみというところで同点になった。

▲一致団結で勝利を目指した玉入れ
綱引き
いよいよ体育祭の最終種目。両チームが同点のこの盤面で行われた種目は綱引きだ。それぞれのチームで仲間を奮い立たせたり、お互いにヤジを飛ばして牽制し合っていたりなど、これまでとは比べ物にならない熱気を感じた。綱引きは2本先取を参加者を変え3回行い、勝敗を決める。1回目は1本千住チームが取ったが、その後の2本を鳩山チームが取り鳩山チームの勝利。2回目は千住に1本も取らせず鳩山チームの勝利。3回目は僅差の中千住チームが2本先取し、千住チームの勝利。結果、鳩山チームの勝利となった。

▲熱狂に包まれた綱引き
閉会式
閉会式で結果の発表が行われた。結果は鳩山チームの勝利。鳩山からは歓声が上がり、千住からは拍手の音が聞こえた。他にも100m走や、ロングランの上位入賞者の発表が行われ、大きな拍手で祝われていた。景品についても後日贈与されるとのこと。その後は、理事長からのねぎらいの言葉をいただいてこの体育祭は終了した。