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C106に参加してきた!

 2025年の8月16・17日の計2日間、東京ビックサイトにてコミックマーケット(以下コミケ)が開催された。猛暑のなか両日合計25万人が来場し、太陽にも劣らない熱さを見せた。著者は2日目のみに参加し、この25万人の内の1人としてイベントを楽しんで来た。夏コミは前回の冬コミと大変さが異なるので、この記事ではコミケの感想だけでなく、夏コミと冬コミの大変さの違いについても記した。当日参加された方は感想として、不参加だった方は来年の参考に、ぜひ一読していただけると幸いである。

開場前

 今年も早朝から列に並んだ。夏コミの参加は2回目で、前回は熱中症にやられたので今回は対策として、飲み物を4Lと日傘、クールタオル、制汗シートなどを持参した。持参品や潮風のおかげもあり、前回より快適に待ち時間を過ごすことが出来た。対して冬コミは朝が寒く、手が凍える様に冷たくなる。そのため、夏では助かる潮風も冬では逆効果となり大変だ。しかし、冬コミでの寒さは防寒着を着込んだりホッカイロなどの防寒用具を用いたりする事で対策出来る。そのため、個人的に冬の方が対処が楽だと感じている。

▲朝7時のコミケ待機場

施設内

 著者は午前チケットで参加し、11:00からの入場だった。著者のように早朝から並んでいる人は、行きたいサークルが沢山ある人が多く、開始直後は早歩きの人であふれかえり、道はぎゅうぎゅう詰めとなった。会場内では係員からの「走らないで下さい!」という掛け声が度々耳に入るほどだ。だが、夏コミの大変さはここからやってくるのだ。これらの大人数の人達がホールに集まるとどうなるのか。答えは湿気・温度が高めの空間。つまり、ジメジメムシムシ地獄である。そのため、私は定期的にホールから出て息を整えて会場を回った。さらに、時間が経つにつれて人が増えていくので、後半はもっと大変だった。また、ホール内外での温度差が激しいので、それにより体調崩す人もいるそうだ。つまり、体調関連には1日中気をつけなくてはいけないのが夏コミである。しかし、冬コミではほどよい暖かさになり、温度差も大きくは生じない事から夏に比べて気楽に回れるのが利点である。

▲ホール内の様子

各ホールの様子

  • 東ホール
     著者は好きなサークルが東ホールにあるので、東ホールを最初に訪れた。今年の夏コミでは、東ホールの一部区画が工事中のため、東ホールは半分の区画での開催となった。主に、男性向けマンガ、ゲームソフト、評論・情報雑誌などが販売されていた。この会場内では、歩くのが困難なほど人で溢れかえり、開始から大盛況であった。特に壁サークルと呼ばれる人気のサークルが揃う場所では各サークルごとに長蛇の列が既に出来ており、早くに訪れた事を疑うレベルだった。だが、その様子からコミケに来たな!という実感が湧いた。
  • 西ホール
     西ホールは1階と2階があり、1階が一般ブース、2階が企業ブース・コスプレエリアとなっている。1階ではコスプレやVtuber、デジタル作品が販売されており、主に若い年齢層に人気があった。また、コスプレコーナーなどはご本人とも対面出来るので、1つのサークルに滞在する時間が長い傾向があり、小さな列がいくつも見受けられた。著者も推しのコスプレイヤーさんの作品を買うために列に並び、作品を得ることが出来た。2階は企業ブースとコスプレエリアが展開されていた。企業ブースではアニメやゲーム、本などで名の知れている企業がずらりと並んでおり、一般ブースとは比にならないほど大きなブースで沢山のファンが感極まっていた。そして、コスプレエリアは1階のコスプレブースより混んでおり、企業ブースに負けず劣らずの人気を誇っていた。カメラは一般の方から本職の方まで幅広く撮影しており、賑わいが耐えなかった。

▲企業ブースの様子

  • 南ホール
     南ホールも西ホール同様1階と2階があり、1階が一般ブース、2階が企業ブースとなっていた。1階では二次創作や学生の漫画団体制作物が販売されていた。我々東京電機大学からも1部・2部漫画研究部が出展していた。他の今までのホールと比べて新鮮な環境であり、作品もそれぞれ味が出ていてプロとは違う魅力を感じることが出来た。

さいごに

 今回は夏コミにトピックした内容であった。この記事を読むと夏コミが大変なのではないかと思う人がいるのではないかと思う。実際大変だ。だが、それでも行きたくなるほどコミケには魅力があるのだ。これは行ったことのある人しか分からないであろう魅力である。1度でもコミケに参加すればこの魅力は伝わると著者は思っている。そのため、参加したことのない方はぜひ次回の冬コミC107に足を踏み入れてみて欲しい。そして一緒にコミケを楽しめたら幸いである。加えて、今回の夏コミ参加者の方々はまた冬コミで会いましょう。