始めに
みなさん「大谷石」とは何かご存じですか?
古くから外壁や土蔵に使用されていた建材で、現在でも蔵の外面など様々な用途で使われている石材です。その大谷石を大量に採石していた場所が大谷資料館となり、一般に公開されています。

大谷資料館
大谷資料館の魅力はなんと言っても巨大な地下空間。この地下空間は、かつて採石場として70年間に渡って大谷石を切り出していた場所です。つまり、自然に出来上がった訳ではない人口の地下空間です。

地下空間は想像以上に広く、天井も高い。人が掘ったとは思えないほどの大きさです。中は照明もあるが暗く、涼しい空間でヒンヤリとした空気を感じる事ができます。その温度は年平均8℃程で、年間を通して大きく気温が変わることはありません。そのため、夏などの熱い日に訪れると外気温とは違う涼しげな空気が楽しめる事でしょう。
また、大谷資料館は様々な映画やドラマ、MVの舞台としても使われるスポットで、あなたが見たことのある作品でも使われているかもしれません。

大谷寺・平和観音
大谷資料館の周辺には大谷寺や平和観音など様々な観光スポットが点在しています。
大谷寺には日本最古の石仏と伝えられている大谷観音や石仏群があり、その迫力は圧巻です。また、宝物館に11,000年前の縄文人の人骨が展示されているなど見所満載です。

大谷寺の近くにある平和観音は、全長27 mある観音像で太平洋戦争の戦死戦没者の供養と世界平和を祈って彫刻されました。平和観音のすぐ近くにある階段を登ると、展望台があり町並を一望できます。

結びに
大谷資料館は自然が作り出した洞窟とはまた違う雰囲気があり、とても衝撃的でした。また、大谷寺にある石仏はとても迫力があり圧倒されました。
みなさんもぜひ足を運んでみてください。