皆さんはコーヒーを飲みたいとき、どうしているだろうか?自販機?コンビニ?店でテイクアウト?様々な入手方法があると思うが、どれも「俺に言わせりゃロマンにかけるな」。ということで、この「お前もコーヒーを淹れてみないか?シリーズ」では「自分で」コーヒーを淹れる楽しみをお伝えする。『TDUPRESS 2025 vol.2.1 夏号』にて、コーヒーを淹れるという趣味の優位性、コーヒー器具について記事にしているので、ぜひ手に取ってみてほしい。今回の記事では、コーヒーを淹れる際に味を決める要素について解説する。

▲『TDUPRESS 2025 vol.2.1 夏号』p.14、15
味を決める要素
コーヒーを淹れる醍醐味は何といっても自分好みの味に調整できることだ。コーヒーの味を決める大きな要素に豆の種類(モカ・ブルーマウンテンなど)・豆の煎り具合がある。ただ、今回はあくまでコーヒーを淹れる際に変更できる要素のみを紹介する。紹介する要素は以下の4つだ。
- 豆の量
- 豆の挽き具合
- お湯の量
- お湯の温度
1. 豆の量
使用する豆の量を変更することによって、主にコーヒーの濃さを変更できる。豆の量を増やせば、濃くなり、少なくすれば薄くなるのは想像にたやすいだろう。最初は、1杯当たり10gから初めて徐々に増やしていくとよい。筆者は濃いめが好きなので、20gで淹れている。
2. 豆の挽き具合
コーヒーを淹れる際に豆を粉にする必要がある。その粉をどれくらいの細かさで挽くのかが味を大きく左右する。細かく挽けば挽くほど、お湯との接地面積が増えるためコーヒー豆固有の風味が強く出てくる。逆に粗く挽くと、あっさりとした飲みやすい風味になる。豆を挽くにはコーヒーミル(画像参照)を使うのが一般的で、大体のものには挽き具合を調整する機構がついている。

▲コーヒーミル(筆者私物)
3. お湯の量
お湯の量が多いと薄くなり、少なくすると濃くなる。豆の量に対する重量の比率で調整するのが一般的である。最初は豆1に対してお湯15から始めるとよい。筆者は、豆1お湯13.5で淹れている。コーヒースケール(画像参照)があると便利だ。

▲コーヒースケール(筆者私物)
4. お湯の温度
お湯の温度も重要な要素の1つだ。お湯の温度によって、お湯に溶ける成分が変わってくる。温度が高いと苦味成分が抽出されやすい。酸味成分は低い温度でも抽出される。90℃~96℃で淹れている人が多い。ただし、初心者のうちはお湯を沸かした後、1回コーヒーサーバー(画像参照)などの別のところに入れて元に戻すと程よい温度になるので試してみてほしい。

▲コーヒーサーバー(筆者私物)
まとめ
「お前もコーヒーを淹れてみないか?~味の要素編~」は以上となる。いかがだったろうか?この記事を読んで、少しでもコーヒーを淹れることに興味を持っていただけると幸いだ。皆さんのよきコーヒーライフを願っている。
