本日8月29日(金)、東京電機大学東京千住キャンパス・100周年記念ホールにて「あだち大学フェス」が開催された。足立区内の大学が力を合わせて行う合同学園祭であり、東京電機大学・東京藝術大学・東京未来大学・文教大学の4校が参加した。多数のブースが設営されたが、ここではいくつかを抜粋して紹介する。
電/東京電機大学 芸/東京藝術大学 未/東京未来大学 文/文教大学 協/協力団体
協/千住宿開宿400年 木製チャームをつくろう
本イベントの協力団体である足立区役所のブースでは、木製チャームの作成体験を行っていた。木材は、足立区の友好自治体である茨城県鹿沼市から、千住宿開宿400年を祝して提供されたものである。チャームは、木材の角を削った後丸カンネジと紐を取り付けるという簡単な作業で完成するため、小さな子どもから大人まで、様々な人が制作を楽しんでいた。


▲来場者がチャームを制作中
電/鉄道研究部
鉄道研究部のブースでは、鉄道模型の走行展示やシミュレーターを用いた運転体験、鉄道機材の展示を行っていた。鉄道模型の展示では、HOゲージとNゲージを並走させており、多くの子供が釘付けになっていた。運転シミュレーターでは、横浜ブルーラインの一区間を運転できた。速度を調節するのが難しく、オーバーランしてしまう人が多かった。その他鉄道機材の展示では、日比谷線の車外表示器や、ドア開閉器などがあった。鉄道好きな人でも、そうでない人にとっても楽しめる展示となっていた。

▲本格的な運転シミュレータを用いた運転体験

▲外側がHOゲージ、内側がNゲージだ
未/目が見えない人ってどんな生活してるの?
今回、東京未来大学の出展しているブースにお邪魔してきたので体験レポートをお届けする。ここでは白杖の歩行体験が行われていた。体験ではアイマスクをして目が見えない状態にしてから声掛けや白杖と共に歩くことになる。短い距離ではあったが、机にぶつかったり方向を見失ったりと歩くのが困難なのが見受けられた。ほかにも、点字で作られた迷路を体験するコーナーもあった。普段は気にかけないようなことについて考える良い機会となった。

▲白杖の説明をしている様子

▲点字迷路の説明している様子
協/激レア!?自衛隊体験!!
自衛隊のブースでは、南極の氷、6種類のVR体験、自衛隊の制服体験の3種類の展示と2種類のアクティビティを行っていた。南極の氷は砕氷艦しらせを用いた第66次南極地域観測協力で回収されたものである。VR体験で筆者は空挺降下を体験した。富士山の近くの基地で撮影したもので映像はYoutubeの「VR動画」にもある。制服体験では迷彩服や海軍自衛隊の制服などを着て、現役自衛隊と写真を撮ることもできた。他のブースにはできないような様々な体験ができるブースだった。

▲自衛隊ブースの受付の様子

▲南極の氷を触ろうとしている様子

▲VR体験をしている子供の様子
芸/プロジェクト音響
東京藝術大学のブースでは、立体音響の体験と、バイノーラル録音の体験することができた。立体音響の体験では、上下左右に設置されている11台のスピーカーに囲まれている環境で、オーケストラや環境音を聴くことができた。通常のスピーカーとは違い、大型ホールで聴いているときのような臨場感であった。バイノーラル録音の体験では、ヘッドホンをつけ、ダミーマイクと呼ばれる特殊なマイクに収音された音を聴くことができた。どちらのブースも、音源ではなく生の音を聴いているような感触でとても心地よかった。

▲立体音響の体験ブース
文/Karonを知ろん!
文教大学のボランティアサークルであるKaronは、ミニゲームを通じた活動内容の紹介を行っていた。活動を通して国内外の地域が抱える課題を問題提起しており、実際にその場で活動した人にしか伝えられない、生の声を聞くことができた。ボランティア活動以外にもサークル内での交流についても紹介しており、活発で楽しそうな雰囲気を感じられた。

▲団体紹介の様子